☆弾性着衣☆
11月 29, 2021
当院のリンパ浮腫治療は、弾性着衣による圧迫療法を併用しながら手術療法を行っています。
弾性ストッキング、スリーブ、弾性包帯などは圧迫療法には必須のアイテムです。
当院を受診する患者さんの中にも、
これまで圧迫療法をしたことのないかた、
癌治療の手術をした時の肺塞栓予防のストッキングをそのまま履いているかた、
自分で市販の弱い圧のストッキングを買って履いているかた、
高価なストッキングを買ったがサイズが合わず一度も履いてないかた、
いろんなかたがいました。
弾性着衣も、いろいろなメーカーから販売されており、種類やサイズを掛け合わせると1000種類以上になるそうです。
特に下肢リンパ浮腫では、左右の脚の太さの違いや手指の関節痛や握力が弱く適当な圧の弾性ストッキングが履けない、素材によっては肌に合わないなど、その患者さんにあった弾性着衣の選択はなかなか難しいものです。
当院では、看護師が中心となってスタッフみんなで弾性着衣の管理をし、試し履きができるようにしています。
せっかく買ったのに履かないということがないように、弾性着衣とも大切に付き合っていってもらいたいと思います。
大阪あべのリンパ浮腫クリニック