☆クリニック見学⑫☆
3月 3, 2022
今日は、看護師でリンパ浮腫療法士とDr.Vodder式MLD/CDT認定セラピスト、弾性ストッキングコンダクターの資格をもっているKさんが見学にいらっしゃいました。普段は梅田の静脈瘤治療のクリニック 【大阪で下肢静脈瘤の手術なら|梅田血管外科クリニック (umeda-vvc.com)】 でリンパ浮腫の患者さんのストッキング相談やリンパドレナージをされているとのことでした。 実際にLVAの手術を見たことがないので見てみたいというメールをもらい見学してもらうことになりました。診療や手術を見学してもらいながら、LVAのことや当院での治療結果、超高周波エコー、リンパ浮腫の評価、静脈瘤についてなど、いろいろお話ができました。
静脈瘤の話のついでに、下肢静脈瘤とリンパ浮腫のLVA手術について書きます。
もともと下肢の静脈は、重力に逆らって体の下から上に流れなくてはならないので、逆流(上から下の流れ)しないように逆流防止のための弁があります。その弁が機能しなくなると逆流(上から下の流れ)がおこり、足の静脈に血液が溜まり、静脈が拡張しボコボコした静脈瘤になります。
リンパ管静脈吻合手術(LVA)は流れの悪くなっているリンパ液を静脈に流すというものであるため、もともと静脈瘤で静脈の逆流がある方では効果が弱くなる、効果が出ない可能性があります。
リンパ管⇒⇒⇒静脈
で効果が出る
リンパ管⇐⇐⇐静脈
では効果が出ない可能性
当院でも、静脈逆流があると考えられる方は静脈の治療を優先するようにしています。
大阪あべのリンパ浮腫クリニック