☆弾性着衣の無料相談・無料レンタル制度☆

弾性着衣とは、弾性ストッキング、弾性スリーブ、グローブなどリンパ浮腫治療には欠かせない圧迫療法のためのものです。

リンパ浮腫を発症した方は、手術をする、しないにかかわらず、外からの適切な圧をかけていないと徐々にリンパ液が溜まり周径が太くなっていきます。特に下肢では重力の影響も強いので圧迫療法はより重要になります。

当院でも手術治療によって圧迫なしで生活できるようになるのは、圧倒的に上肢の方が多く、下肢ではやはり少数です。

つまり、多くの方は圧迫療法を毎日継続する必要があります。

しかし、弾性着衣には以下のような問題点もあります。

・サイズだけ計測されてわたされるが、きつくて自分で履けない  

・自分でネットで合いそうなものを買うがなかなか合ったものが見つからない

・履き方を教えてもらわないとなかなか履けないので、すぐ挫折してしまう。

・多くの病院で履き方を教える時間やマンパワーがなく教えることができていない。

・弾性着衣にはメーカーによってサイズや形、素材がたくさんあり、その病院で採用しているものの中だけから選んでもぴったり合うものが見つかるとは限らない。合わなければ、すぐに止めてしまう。

この問題点に対して、

当院では通院中の方に無料で弾性着衣相談を行っています。相談に関しては、弾性ストキング・コンダクターの資格を取得した看護師が、30分~1時間程度かけて合いそうな弾性着衣を選定します。

選定だけで終わると、以下のような声がありました。

・クリニックで教えてもらいながらは履けるが、自分の家で自分一人で履けるのか不安。

・弾性着衣は日常生活(仕事や家事)をおくるときに着用するものなので、実際に着用して生活してみて問題があるかどうか試したい。

これに対して、

当院では選定した弾性着衣2~3点を無料で1週間ほどレンタルし、実際に日常生活を送ってもらい、最も自分に合った1枚を選んでもらう無料レンタル制度を行っています。

レンタル終了後も通院可能であれば、クリニックに来てもらってどれが良かったかなどの相談時間を作り、最終決定をしています。遠方で返却に来れないような場合でも、弾性着衣は郵送で返却してもらい、電話で相談し最終決定をしています。

これらの制度は非常に好評で、当院の弾性着衣の継続率は95%を超えています!!

できるだけ圧迫療法という治療選択肢を排除してほしくないので、当院ではスタッフ全員で協力し弾性着衣の在庫の管理を行いながら、無料相談・レンタル制度を充実させてきました。

弾性着衣で悩んでいるかたは是非活用してみてください。

大阪あべのリンパ浮腫クリニック