☆リンパ管細静脈吻合 (LVA ; lymphaticovenular anastomosis)
7月 18, 2021
7月 28, 2021
LVAのコンセプトは、車の渋滞に例えられることが多いです。
先が通行止めになって行き場を失ったクルマの渋滞を、新しい道(バイパス)を作ってそちらに流すことで渋滞を解消してあげようという感じです。
リンパ浮腫では、いろいろなところで渋滞が起こっているので、
・どこにバイパスを作ればいいのか?
⇒ どこでLVAをすればいいのか?
・何本バイパスがあればいいのか?
⇒ 何カ所LVAをすればいいのか?
という疑問がありました。
これについて、できるだけ多くの場所でバイパスをつくってあげるのがいいというものや、膝上がいいというもの、足背でいいというもなどいろいろな学術的な報告がされてきました。
当クリニックでは、これまでの報告や経験から、より質のいいリンパ管を選んで、逆流のないちょうどいい太さの静脈に吻合(LVA)することが重要であると考えています。
より質のいいリンパ管、ちょうどいい太さの静脈を選ぶことについては超高周波超音波(エコー)診断装置が重要になってきます。
今後、このブログで当クリニックの医療機器について紹介していきます。