リンパ浮腫‐真の複合治療‐ができるクリニック

リンパ浮腫の治療は、ひとつの治療だけで完結するものではありません。

圧迫療法、リンパドレナージ、運動療法、スキンケア、日常生活指導、そして必要に応じたリンパ流再建手術。
これらを患者の状態に合わせて組み合わせ、悪化させないように継続的にコントロールしていくことが大切です。

当院ではこれまでも、保存療法と手術療法の両方を行うリンパ浮腫専門クリニックとして診療を行ってきました。
そして現在、よりスムーズに、より総合的に治療を進めていくために、院内体制を大きく整備しています。

3つのステーションで、治療の流れをスムーズに

あべのルシアス16階

当院では、リンパ浮腫治療をより効率的に行うため、役割の異なる3つのステーションを活用しています。

まず、初診・手術ステーションでは、初診時の評価、検査、手術適応の判断、リンパ管静脈吻合術などを行います。

次に、再診ステーションでは、治療経過の確認、術後フォロー、圧迫療法の見直し、症状の変化に応じた診療を行います。

あべのルシアス15階

そして15階に、保存治療ステーションを新たに設けました。
ここでは、リンパドレナージ、圧迫療法、弾性着衣の相談・調整、日常生活指導など、リンパ浮腫治療に欠かせない保存療法をより専門的に行っていきます。

これにより、診察、保存療法、手術、術後管理が分断されることなく、よりタイムラグの少ない治療体制を目指しています。

当院が考える「真の複合治療」

リンパ浮腫に対する複合治療とは、単に複数の治療を並べることではありません。

大切なのは、患者ごとの病状や生活背景に合わせて、
「今、何を優先すべきか」
「どの治療を組み合わせるべきか」
「どのタイミングで見直すべきか」
を判断しながら治療を進めることです。

たとえば、圧迫療法だけでは不十分な場合には、リンパドレナージや運動療法を組み合わせる。
保存療法を継続しても改善が乏しい場合には、リンパ流再建手術の適応を検討する。
手術後も、圧迫療法や生活指導を継続し、長期的に悪化を防ぐ。

このように、保存療法と手術療法を切り離さず、同じ方針のもとで一貫して行うことが、当院の考える真の複合治療です。

7月から運動療法を再開

さらに当院では、7月からリンパ浮腫患者を対象とした運動療法を再開します。

リンパ浮腫では、適切な圧迫を行いながら身体を動かすことで、リンパ液の流れを助けることが期待されます。

ただし、運動は「何でもすればよい」というものではありません。
リンパ浮腫の状態、体力、既往歴、手術歴、圧迫療法の状況などを考慮しながら、安全に行うことが重要です。

当院では、これまでがん治療後の運動療法に長く関わってきたスタッフが中心となり、リンパ浮腫患者に適した運動療法を進めていく予定です。

詳細については、決まり次第あらためてお知らせいたします。

悪くならないようにコントロールするために

リンパ浮腫は、短期間で完全に終わる治療ではなく、長く付き合っていく必要のある疾患です。

だからこそ、治療の目的は「一時的に細くすること」だけではありません。
むくみを悪化させないこと、蜂窩織炎を予防すること、日常生活をできるだけ快適に送ること、そして必要なタイミングで適切な治療を選択することが重要です。

当院では、初診、再診、保存療法、手術、運動療法を連携させながら、患者にとってより良いリンパ浮腫治療を提供できる体制を整えていきます。

大阪あべのリンパ浮腫クリニックは、真の複合治療ができるリンパ浮腫専門クリニックとして、これからも診療体制の充実に取り組んでまいります。

大阪あべのリンパ浮腫クリニック